法隆寺の見どころと明日香村【古墳】巡り!
なつかしい、奈良の明日香村へ行きました。
中学3年生の修学旅行以来、何年ぶりなの?
青春時代がよみがえる~
息子の家が法隆寺の近くにあり、世界遺産がこんな近くにあるなんてすご~いと、私だけハイテンションです。
法隆寺は拝観料が高いので、入ったからには隅々見学して帰ります。
夏に行くと、暑くてたいへんです。
休憩所のどこに飲み物が売っているとか、けっこう情報通になっています。
見学は秋とか春がいいですね。
近過ぎるとありがたみがないらしく、息子もお嫁さんも法隆寺に入って仏像など見たことがない、なんてもったいないことを言ってます。
「法隆寺には玉虫厨子(たまむしのずし)があるのよ~」と言っても、「なんですか、それ?」と返事が返ってきました。
パンフレットをもらってきて、これが玉虫厨子よ、と言っても、あまり興味がなさそうでした。
私的には、玉虫厨子を見るのは中学生以来なので、とても感動していたのですが・・・
目次
法隆寺の見どころと明日香村【古墳】巡り!
法隆寺と明日香村【石舞台古墳と高松塚古墳】を巡りました。
奈良は夏は暑く、冬は寒い地域なので、真夏に行くのはかなりつらいです。
法隆寺
法隆寺の拝観料は高いので、心して見学しました。
世界遺産だし、観光客は真夏にも関わらず多かったです。
大昔に来たことがあるので何となく見たことがあり、記憶がよみがえってきました。
法隆寺の仏像は、昔はガラスケースなしで展示されていたと思いますが、さすがに今はガラスケースに収められていました。
法隆寺金剛力士像 吽形
法隆寺金剛力士像 阿形
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
個人的に興味があったのは「お地蔵さん」です。
正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といいます。
よく、道端にお地蔵さんがありますが、あのお地蔵さんの本物が展示してあります。
お顔は、まさによく見かけるお地蔵さんのお顔そのまま。
全身像は、まあまあの身長がありました。
大きかったです。
菩薩は如来に次ぐ存在です。
現在仏様と言われる釈迦如来が入滅して、未来仏とされる弥勒菩薩が悟りを開き如来となって人々を救済するまで56億7千万年という時間がかかると言われていますがその間、この世に如来が存在しないことになります。 それまでの間、地蔵菩薩が世界の人々を苦しみから救ってくださると言われています。 |
「菩薩」とは仏教において、成仏を求める修行者の事を言います。
修行者ではありますが、人々と共に歩み、教えに導くという事で庶民の信仰の対象となっていったそうです。
慈悲深く、様々なお願いをするようになりました。
- 妊婦の安産を守護すると言う「子安地蔵」
- 災難にあった人の苦しみを身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」
- 集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」
法隆寺は木造建築物では世界最古であり、ユネスコの世界文化遺産に姫路城とともに、日本ではじめて登録されました。
推古天皇の時代に聖徳太子により建立され、飛鳥時代を始めとする各時代の貴重な建造物や宝物類が広大な境内に存在しています。
営業期間
拝観時間:2月22日~11月3日 8:00~17:00 入場は閉門の30分前まで 拝観時間:11月4日~2月21日 9:00~16:30 入場は閉門の30分前まで 所在地 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 TEL:0745-75-2555 交通アクセス 法隆寺駅から徒歩で20分 法隆寺駅からバスで5分(法隆寺門前バス停下車すぐ) |
石舞台古墳
石舞台古墳を見て、タイムスリップして中学生に戻ったような気になりました。
確かに、確かに、中学生の時にその大きさに圧倒されて、どうやって作ったのだろうと、疑問を持ったのを思い出しました。
このようなものを古代の人が人力でつくったと思うと、人間ってすごいなぁと感心してしまいます。
現代はITの時代で、今も人間はものすごいものを作り続けていますね。
石舞台古墳は蘇我馬子の墓とも伝えられるこれこそ飛鳥のシンボルです。
日本でも最大級という横穴式石室をもつ古墳です。
基壇の1辺51mの方形墳。
玄室は長さ7.6m,幅3.9m,高さ4.7mの豪壮なスケールで70t級の花崗岩30数個が使用されています。
床面周囲に排水溝をめぐらすなど、上代土木事業の素晴らしさにも驚かされます。
築造は7世紀の初め頃と推定されますが、早い時期に古墳上部の盛土が失われ、現在は巨大な石室が露出した姿となっています。
最寄り駅からの交通
近鉄 橿原神宮前駅東口又は飛鳥駅から、奈良交通明日香周遊バス「石舞台」下車すぐ 200台(普通車) 普通車500円、バス3,000円 他 |
高松塚古墳
高松塚古墳が発見されたのは今から45年くらい前です。
(昭和47年に石槨内部から鮮やかな壁画が発見されました。)
当時は、その色彩の鮮やかさで日本中が高松塚古墳にわきました。
高松塚古墳は文武天皇陵の北東にある小さな円墳です。
内部正面北壁に玄武、東西の壁中央に青竜と白虎、それをはさんで4人ずつ計16人の男女の群像、また天井には星宿図が極彩色で描かれています。
発見当時は、直接壁画を見学することができましたが、現在は保存のために一般公開はされていませんでした。
その代わりに、高松塚壁画館がありました。
ちょっと物足りないですが、雰囲気だけは味わえました。
高松塚壁画館
館内には,前田青邨画伯らが描いた正確な模写壁画があり、遺物の海獣葡萄鏡や太刀,副葬品の模造品や石榔の模型などが展示されています。
営業期間
開館:9:00~17:00 休館:年末年始 所在地 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村平田 TEL:0744-54-3340 交通アクセス 飛鳥駅から徒歩で15分 |
明日香村
明日香村は何もない、静かなところでした。
しかし、いたるところに飛鳥時代の史跡・古墳・古社寺が数多くあり,万葉の世界の雰囲気を味わえます。
暑くて熱中症になりそうで、いろいろと見てまわることができませんでした。
しかし、有名な石舞台古墳と高松塚古墳は外せません。
タオルを首に巻いている写真を見ると、暑さが伝わってきますでしょ。
所在地
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡55 TEL:0744-54-2001 交通アクセス 橿原神宮前駅からバスで34分(岡橋本下車) |
法隆寺の見どころ まとめ
法隆寺の見どころはありすぎて困ります。
私的には、玉虫厨子と地蔵菩薩です。
夢殿や五重塔は有名過ぎて当たり前。
もし行かれたら、これは学生時代に見た、という懐かしい記憶がよみがえりますよ。
世界遺産だけあって、展示物の量は多いし、どれも重要なものばかり。
京都に比べて奈良は地味ですが、古代を味わえます。