吉野ケ里遺跡が発掘されて、大騒ぎしたのはもう数十年前です。
当時、行ってみたかったけれど、従妹の「吉野ケ里遺跡に行ったけど、何にもなかった。」という言葉に何となく失望して、行きそびれてしまいました。
今回、佐賀県の嬉野温泉に行くことになり、じゃぁ吉野ケ里遺跡に寄ろうよ、ということで、行ってきましたよ~
今は「吉野ケ里歴史公園」になっていました。
目次
吉野ケ里遺跡の場所はどこ?
吉野ケ里遺跡は国の特別史跡に指定された文化財です。
吉野ケ里遺跡は佐賀県神崎郡吉野ケ里町田手にあります。
長崎自動車道の東背振(ひがしせぶり)I.Cから約5分です。 |
その昔、従妹が行ったときより、ずいぶんと施設が充実していると思いますよ。
あなたも吉野ケ里遺跡で弥生時代に思いをはせてみませんか?
弥生時代の吉野ケ里の集落について
遺跡の発掘調査後は盛土で保存して、その上に建物の復元が行われています。
集められた情報を元に、古代建築や考古学、生活文化などの専門家が検討して、弥生時代の吉野ケ里の集落、建物、人々の様子を推測して、再現されていました。
建物は、本物の柱の跡の穴の上につくられているそうです。
建物は現在のものですが、その柱が入っている穴は、古代人が使った柱の穴がそのまま使われています。
発掘された穴に沿って、建物が復元されているそうです。
建物のまわりには案内の方がいらして、丁寧に教えて下さいました。
吉野ケ里遺跡の時代はいつ?何時代?
弥生時代は約700年も続いた時代だそうです。
学生時代は歴史が苦手で、弥生時代の知識もあまり持っていませんが、復元された生活様式などとても文化的で驚きました。
蚕を飼い、絹織物まで作っていたらしいです。
スゴイと思いません?
そんな昔に、絹織物があったなんて、人類はスゴイです。
吉野ケ里遺跡は、集落が最盛期を迎える「弥生時代後期後半(紀元3世紀ころ)を復元整備対象敷きとしています。
吉野ヶ里遺跡の見どころは?
弥生人の声が聞こえる、そんな雰囲気の吉野ケ里遺跡は吉野ケ里の丘陵一帯に広がっています。
環濠内遺物出土状況
吉野ケ里の丘陵一帯に分散的に「ムラ」が誕生します。
やがて、南側の一画には、環濠をもった集落が出現し、「ムラ」から「クニ」の中心集落へと発展する兆しが見えてきます。
墳丘墓(ふんきゅうぼ)
丘陵の南側を一周する大きな外環濠が掘られます。
首長を葬る「墳丘墓(ふんきゅうぼ)」や、たくさんの「甕棺墓列(かめかんぼれつ)」も見られます。
集落の発展とともに、その防御も厳重になってきているところから「争い」が激しくなってきたことがうかがえます。
北内郭の大型遺跡物跡
国内最大級の環濠集落へと発展し、大規模なV字形の外環濠によって囲まれ、さらに特別な空間である2つの内郭(ないかく)「北内郭・南内郭」をもつようになります。
これらの内郭には、祭殿(さいでん)や物見櫓(ものみやぐら)などの大型の建物が登場し、吉野ケ里の最盛期にあたります。
吉野ケ里遺跡の入場料は?
利用料金 | 一般 | 団体(20名以上) |
大人(15歳以上) | 460円 | 280円 |
大人2日間通し券 | 500円 | 340円 |
シルバー(65歳以上) | 200円 | 200円 |
シルバー2日間通し券 | 240円 | 240円 |
中学生以下は無料です。
駐車料金 | |
大型車 | 1,030円 |
普通車 | 310円 |
二輪車 | 100円 |
吉野ケ里の体験プログラムには、勾玉(まがたま)づくりや火おこし体験、組みひもづくりがあります。
西口エリアには楽しい遊具もあり、子どもたちが喜びそうです。
子供連れの方が多かったのは、いろいろな遊具があり、子どもたちが遊べるからでしょう。
歴史の勉強もできますしね。
吉野ヶ里遺跡の所要時間は?
開演時間 | |
4/1~5/31 | 9:00~17:00 |
6/1~8/31 | 9:00~18:00 |
9/1~3/31 | 9:00~17:00 |
休園日
12/31 1月の第3月曜日及びその翌日
吉野ケ里遺跡の広さは、東京ドーム250個ぶんとか。
かなり広くて、無料のマイクロバスが運行されているので、帰りはバスに乗って帰ったので楽ちんでした。
歩いて、メインの建物をゆっくり見て回ったら、1時間くらいでしょうか。
途中で、ガイドさんの説明を聞いたり、熱心に見て回るともっとかかります。
さらに、公園内の様々な施設を見学したら、2日間の通し券がいるでしょうね。
かなり、広大な敷地です。
弥生時代の「ムラ」ですからね。
まだ未開のエリアもあります。
一番すごかったのは「北墳丘墓」です。
ここは写真撮影ができなかったので、どうぞ吉野ケ里遺跡を訪ねてみてください。
北墳丘墓は弥生時代の偉い人のお墓の跡で、甕棺(かめかん)が出土した状態で保存されていました。
約2100年前の歴代の王やそれに近い身分の人が埋葬された特別な墓です。
墳丘の中からは、14基の甕棺が出土し、その中の1基には青銅の剣とガラスの管玉(くだたま)が、7基には青銅の剣が副葬されていました。
吉野ヶ里遺跡のランチのおすすめ
静かな、何もない田舎にあるので、近くにレストランは見えませんでした。
なので、ランチをするなら公園の東口(メインゲート)にある「歴史公園センター」のレストランがおすすめです。
レストランでは赤米を使ったメニューがあります。
私は普通のちゃんぽんをいただきました。
魚介がたっぷりの長崎ちゃんぽんで、おいしかったですよ。
レストランの窓からは、公園が見渡せて景色がよかったです。
季節によって、窓の景色の色が変わると思います。
冬は枯れたススキがいっぱい。
春になると、新緑が美しいと思われます。
吉野ケ里遺跡の近くのホテルはこちらです。
まとめ
嬉野温泉へ行く途中にあったので、吉野ケ里遺跡を見学してきました。
平日は人も少なくて、ゆっくり回れます。
嬉野温泉は美肌の湯といわれています。
お湯がツルッとしていて、なるほど美肌に効きそうだと納得できました。
嬉野茶もおいしかったし、主人と二人のいい旅でした。